クワガタ・カブトムシの中でも特に飼育しやすいスマトラオオヒラタクワガタ
今回はスマトラオオヒラタクワガタをGETしたけどどうやって飼育したらいいの?って方向けに成虫の管理方法について説明したいと思います
準備する物も、飼育の方法も驚くほど簡単ですのでぜひ参考にしてみてください
準備する物
まず、準備するものとしては
- 飼育ケース
- ゼリー
- マット類(水苔を推奨)
があればとりあえずは飼育可能です
あったらいいものとしては
- ピンセット
- 霧吹き
- カッターナイフ
です
えっ?それだけでいいの?って思われると思いますが、それくらいでOKなんです
とはいえそれぞれ飼育に適した条件がありますので順番に説明していきますね
ケース
まず、クワガタ・カブトムシのケースといえば皆さんこのようなケースを想像されるかと思いますが、通気性が良すぎるうえに害虫が中に侵入しやすいためおすすめできません
スマトラオオヒラタに合うケースの条件
スマトラオオヒラタに合うケースの条件としては
- サイズ(♂の場合:高さ13cm✕幅12cm/♀の場合:高さ13cm✕幅8cm)
- ♂・♀を分けて飼育できるもの
- コバエなどが侵入しない構造のもの
- 乾燥しにくく、蒸れにくい適度な換気のできる構造
これらに合うものが必要になってきます
よくブリーダーさんが使用されるケースとしては
コバエシャッター、クリアスライダー、クリアボトル、デジケース、コバエ侵入抑制飼育ケースあたりの商品ですね
見た目はクリアスライダーが一番好みだったので以前は結構使っていたんですが、フタとの隙間や仕切りの隙間に顎が引っかかって顎欠けが頻発しましたので現在はクリアボトルを使用しています
♀でも意外と高いところまでとどいちゃいます
上記のケースの中でもクリアボトル以外は顎が欠ける可能性があるため、顎欠けが気になる方にはクリアボトルを特におすすめします
顎欠け防止以外のメリットとしては
- ネジフタ式のため脱走の心配がない
- 乾燥しにくい
- コバエが侵入しない
- 見た目も悪くない
- 単価が安い
- 幼虫飼育にも使用出来る
という感じです
サイズは♂の場合1500mlクリアボトル、♀の場合800mlクリアボトルを使用しています
購入はネット購入になるかと思いますので、もっと手軽なものをと思われる方は、100円ショップのものを加工してみたりして下さい
→100円ショップでそろえるスマトラオオヒラタの飼育セット【DAISO編】
ゼリー
ゼリーの与え方
ゼリーは♂・♀ともに16g程度のものを1 週間に1つのペースで与えましょう
はじめのうちは、ゼリーが全部なくなっていたら、すぐ新しいものを与えたくなるかもしれませんが、ゼリーの与えすぎは消化不良の原因になったり、短命になるリスクがありますのでおすすめできません
餌受けも特に必要ないです
餌受けを入れると見栄えはよくなりますが、すぐに汚れてきますし、そのたびに洗ってやるのも大変ですよね
また、臭いや害虫の発生元にもなりかねませんので、ゼリーはカッター等で十字に切れ目を入れて置いておくだけでOKです
この方法ですと液だれや食べこぼしが少なくなるので、ケース内が汚れず、お手入れが楽になります
ゼリーの種類
ゼリーの種類については液だれの少なく、食いつきのいい物を選びましょう
栄養価も高く、ブリーダーさんたちにも大人気の「KBファーム プロゼリー」が特におすすめです
ほかにもホームセンターとかで購入しやすい「フジコン 高たんぱく乳酸ゼリー」や「フジコン ドルクスゼリー」も安くて手に入れやすいのでおすすめです
もっと手軽なものはないの!という方には「DAISO 高タンパク消臭ゼリー」も使われている方が多いようですのでおすすめ出来ると思いますが、難点としては液だれが多目ということと、夏にしか取り扱いがないというところでしょうか
スマトラオオヒラタは、ゼリーを選り好みしにくい種類ですので、クワガタ・カブトムシのゼリーとして売られているものならおそらくどれでも大丈夫です
マット類
ケースの底に敷き詰めるマット類は広葉樹マット、針葉樹マット、ペット用のペレット、ハスクチップなどもありますが、水苔がおおすめです
おすすめ出来る理由としては、クワガタが転倒した場合に足場となるため、別途足場材を準備しなくていいことや、雑虫がわきにくいからですね
足場材としては、小枝やバークチップをよく使用されていると思いますがこれらを毎回準備しなくていいのは大きなメリットですよね
100mmを超えてくるような個体は、水苔だけでは起き上がれないので足場材が必要になります
水苔はホームセンターの園芸コーナーにも置いてありますので購入しやすいのもおすすめ出来る理由です
安いもので、40L(500g)あたり1500円で購入できますよ
使い方も簡単で、霧吹きをしてふやかしたあとに2cm程ケース内に敷いてあげるだけでOKです
これで飼育セットは完成となります
お世話の仕方
この方法であれば、週に1回ゼリーをあげて、水苔は半月に1回ぐらいの交換で済みますので気楽にクワガタ飼育が楽しめると思います
夏場はボトル内が結露しないくらいの湿度になるように、水苔に軽めに霧吹きしてあげる程度にして下さい
また、冬場も水苔の水分が冷えの原因となりますので、湿ってるかな?ぐらいの軽めの霧吹きで大丈夫です
飼育温度についてはこちらで解説していますのでぜひご覧ください
まとめ
日々のお世話が大変だと、餌交換すら面倒くさいなーってなってしまって結局★にしてしまったーとかなりがちですよね
私の周りでも、お世話がめんどくさくなって放置しっぱなしになったって方もいらっしゃいましたので、なのでなるべくシンプルな方法で、お世話が楽な飼育セットを考えてみました
スマトラオオヒラタクワガタは比較的、飼育難易度が低いクワガタなので、気軽にクワガタ飼育が楽しめますよ
ぜひ挑戦してみてくださいね
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