スマトラオオヒラタの産卵セット【その1】で事前準備が整ったらいよいよ産卵セットを組んでいきましょう
準備するもの
1:ペアリング済の♀
2:産卵木(やわらかく芯の少ないもの)
3:産卵マット(添加剤の多くないものを5L程度)
4:産卵ケース(コバエシャッター中等の中型ケース)
5:ゼリー(タンパク質多めのものがベター)
6:転倒防止材(水コケ、割り箸、鉢底ネットなどでOK)
7:ゴム手袋
組み方
まず中ケースの底から2~3㎝程度産卵マットを固詰めしていきます
雑菌が入らないように必ずゴム手袋を着用してください
ケースに産卵マットを入れ、ケースが割れないぐらいでなるべく固く詰めてください
側面や角のあたりががあまくなりやすいので注意してくださいね
固詰めできたら産卵木を並べましょう
産卵木は1本でもいいし、入れなくてもいいとは思いますが産卵数を増やしたいなら2本がベターかなといったところです
産卵木は処理済みのものを使用します
産卵木の処理の仕方についてはこちらで解説しています『産卵木の処理の仕方』
次に産卵マットを産卵木が隠れる程度に詰めていきます
底に詰めたマットより少し弱いくらいの力で指先でグッと押す程度でいいと思います
表面にふわっと1cmくらい産卵マットを敷いて転倒防止材とゼリーを並べたら♀を投入して完成です
産卵セットの管理
1か月後まで25℃前後で管理しながら産卵してもらいましょう
エアコンや温室で管理するのが理想的ですが、ない場合は空気穴を開けた発砲スチロールなどに入れて部屋の中で25℃ぐらいになるところを探しましょう
冷蔵庫の上やトイレの戸棚、日当たりのいい窓際などが適温になりやすいかも
1か月たったころには何度が産卵行動をとってくれてるはずです
途中でゼリーが切れてないか確認して、切れていたら追加しておきましょう
1か月以上放置すると最初に生まれてきた幼虫たちが♀に食べられてしまう可能性がありますので注意してくださいね
1か月後、産卵を終えた♀を取り出してさらに1か月ぐらい待ちます
側面にいわゆる2令中期幼虫がいたら割り出しましょう
まとめ
いかがでしたが?今回は「たくさん産卵してほしい!」っていう方向けの記事でした
そんなに幼虫はいらないよという方はケースを一回り小さくしたり、産卵木を入れなかったりしてもいいと思います
ヒラタクワガタは産卵難易度がそんなに高くない種ですのでぜひ挑戦してみてください
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