スマトラオオヒラタクワガタって常温飼育できるの？【幼虫編】

こんにちはR.大統領です

スマトラオオヒラタのブリードをこれからはじめる方って幼虫の期間、どうやって飼育したらいいのかわかりませんよね

そもそも飼育方法って土に入れておくの？ってとこぐらいからスタートの方もいらっしゃると思います

現在、一般的な飼育方法というとマット飼育か菌糸瓶飼育の2択になってくるのですがいずれにしても19℃～21℃が最適とされています

でも19℃～21℃ってエアコンを年中使用したりしなきゃいけなかったり結構ハードルが高いんですよね

かといってワインセラーを買うのもコストがかかりそうだしどうしようってなると思います

そんな方にとっては常温飼育、つまり冷暖房なしでの飼育方法はないのかという話になってくるかと思います

今回はそんな常温飼育可能かどうかについて説明していきます

結論から

まず結論から申しますと常温飼育は可能です

ただし、少し場所と飼育方法は選びます

常温飼育の場合、基本的にはマット飼育の方が容易に飼育できますが、サイズはあまり大きくなりません

常温飼育できない場所

そもそもスマトラオオヒラタの幼虫は何℃まで大丈夫なの？って思われると思いますが、だいたい15℃～25℃での飼育が一般的に推奨されています

確かにこの範囲から外れるにつれて★になるリスクは高くなっていきます

経験上では5℃以下はかなり危険ですし、30℃以上もかなり危険になります

つまり5℃～30℃以外になる場所は常温飼育できない場所となります

さらに5℃～15℃、25℃～30℃の範囲は長時間にならないようにして下さい

この範囲は、★にはならないにしても餌の食いが極端に悪くなっていますので、だんだんと衰弱していってしまいます

常温飼育できる場所

では飼育可能な場所について具体的に説明していきます

夏場の管理

夏は30℃を超える日が多くなり、スマトラオオヒラタの幼虫にとって最も危険な時期になります

家の中でも特に涼しいところ、おもに玄関や床下収納などで飼育してください

発砲スチロールの中とかに入れておいたほうが温度が上がりにくい場合もありますので試してみてください

屋外で飼育したいという方もおられると思いますが、その場合は直射日光が当たらないところで飼育してください

また、その場合は不織布ネットに入れるなどして雑菌や雑虫対策をしっかり行ってくださいね

いずれにしても1日の温度をしっかりと把握しておくことが大切です

100円で売っている温度計とかでもそこそこの精度はありますので必ず準備しておきましょう

菌糸瓶飼育の場合は瓶内部が結露しやすいため、全体がこげ茶色に劣化していきます

劣化のほかにもカビや粘菌が発生してしまうこともありますのでその場合はすぐ新しい菌糸瓶にうつしましょう

冬場の管理

冬場は、人のいる室内では5℃を下回ることはあまりないのではと思いますので

発泡スチロールに空気穴を置けたものに飼育ケースを入れて、リビングの隅や冷蔵庫の上、トイレの戸棚などで管理しましょう

これも15℃を切る時間をなるべく少なくしたいところです

菌糸瓶飼育の場合は、キノコが発生して空気穴をふさいでしまう場合がありますので、その場合は取り除いてあげましょう

まとめ

今回は、昔私が行っていた方法をご紹介させていただきました

ただし、私の住む九州での話になりますので北の方に行けば冬場の管理はまた違ってくるのかなといったところです

いずれにしても、常温飼育は虫にとっては決して快適ではないと思いますし、実際★になってしまった個体もいましたので、その辺は自己責任で飼育されるようにして下さいね