ワインセラー?エアコン?【幼虫の温度管理】

スマトラオオヒラタ

これからスマトラオオヒラタクワガタのブリードをはじめる方は、夏場の高温になる時期や冬場の寒くなる時期にどうやって管理すればいいのか分かりませんよね?

一応、スマトラオオヒラタクワガタの幼虫は常温飼育も可能ですが、あまり大きい個体は育ちませんので、より大きい個体を出したいという方は1年通して一定の温度で管理する必要があります

大きくならなくてもいいから経済的に飼育したいよって方はこちらで解説してますのでご覧ください

→スマトラオオヒラタクワガタって常温飼育できるの?

ここに行き着いた方は大きな個体を作りたい方が多いと思います

スマトラオオヒラタクワガタの場合、19~21℃で幼虫を飼育した方が大きく成長すると言われていますのでその範囲でブリードしたいところです

19~21℃で幼虫を飼育するための温度管理の選択肢としては

1:エアコン

2:ワインセラー(ペルチェ式・コンプレッサー式)

3:冷温庫(自作)

あたりになるかと思われますがそれぞれメリット、デメリットがありますので解説していきます

エアコン

メリット
  • たくさん飼育できる
  • 冷暖房どちらも可能
  • 人にとっても快適
デメリット
  • 電気代が高い
  • ブリードできる部屋が限られる
  • 人の出入りが多いと温度が安定しない場合がある

おすすめ度 ★★★

なんといっても部屋全体をブリードスペースにできるので、たくさん飼育したいという方におすすめです

電気代が気になる方もおられると思いますが、私の場合(11帖のリビングルーム)月3500円ほどブリードのための電気代がかかっていますので年換算で42000円ほどになります

窓に遮熱カーテンを設置したり、ドアの隙間を目張りしたりすることで電気代を抑えるような工夫をするといいですね

私の住む地域が、電気料金の安い九州電力管内というのもあるかと思いますが参考にしてみてください

R.大統領
R.大統領

電気代は以外と安いですよっ

ワインセラー(ペルチェ式・コンプレッサー式)

画像はイメージです

ペルチェ式

メリット
  • 設置場所が選べる
  • 電気代がエアコンより安い(コンプレッサー式よりは高い)
デメリット
  • 容量が少ない
  • 購入費用がかかる(コンプレッサー式よりは安い)
  • 対応年数が短い(2~5年ほど)
  • 酸欠対策が必要
  • 冬場はヒーターやサーキュレーターが必要
  • サーモスタットが必要な場合が多い

コンプレッサー式

メリット
  • 設置場所が選べる
  • 温度が安定しやすい
  • 電気代がエアコンより安い(ペルチェ式よりも安い)
  • 対応年数が長い
デメリット
  • 容量が少ない
  • 購入費用がかかる(コンプレッサー式より高い)
  • 冬場はヒーターが必要
  • サーモスタットが必要な場合が多い

おすすめ度 ★★☆

ペルチェ式・コンプレッサー式どちらもメリット・デメリットありますが、ペルチェ式が安く購入できるので人気のようですね

ペルチェ式は対応年数が短いので、ブリードを長く続ける予定があるならコンプレッサー式を選ぶようにしましょう

容量が少ないのでネックですが、少数しか飼育しないよって方にはエアコンよりこちらがおすすめです

R.大統領
R.大統領

家族にも受け入れられやすいしね

冷温庫(自作)

メリット
  • 設置場所・容量が自由に選べる
  • 初期費用が安い
  • 電気代がエアコンより安い
デメリット
  • 温度が安定させにくい
  • 冬場はヒーターが必要
  • サーモスタットやサーキュレーターが必要

おすすめ度 ★☆☆

これはブリーダーの中でも少数派だと思いますが、断熱材などで作った箱にペルチェ素子や冷蔵庫用の冷却部品を設置して、自作の冷温庫を作る方法です

押し入れや物置を断熱材で覆って上手に冷温庫を作られている方もおられますが、狙った温度帯にするのが難しいようです

まとめ

今回はスマトラオオヒラタの温度管理方法についての説明でした

どの方法を選ぶかは飼育数や居住環境などで異なってくると思いますが、いずれの方法も外気による影響を受けやすいので、一番温度を安定させるには、「エアコンで管理した部屋の中にワインセラー」となってくると思います

R.大統領
R.大統領

コストは一番かかりますね・・・

とはいえ大きいスマトラオオヒラタをブリードしたいなら、温度管理が一番重要になってきますので、一定の温度になるようブリード環境を整えていきましょう

温度管理以外のコツは「初心者でも簡単に100mmを出す方法」でも解説していますので是非ご覧ください

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